第31回オンライン研究会

去る4月2日(日)15:00より、第31回オンライン研究会を開催いたしました。内容は髙岸輝氏・山本聡美氏・岡野有里香氏・堀新による大阪城天守閣調査の振り返りです。「島津虎狩絵巻」は都城でも類品を調査しており、改めて検討することになると思います。また「石山合戦絵伝」については、「陰徳太平記」や「石山軍鑑」との関わりが指摘されました。個人的には、職場の「石山軍鑑」(写本)について解説を書いたばかりなのにすっかり失念しており、冷や汗です。「吉野花見図屏風」は類品との比較から大阪城天守閣本の特徴が浮き彫りにされました。ここのところ美術史の出席者が少なかったこともあり、髙岸・山本両氏の報告のおかげで、今回は議論に広がりと深まりがあったと感じました。
末筆となりましたが、新年度の繁忙期にも関わらず御参加いただいた大阪城天守閣の岡嶋大峰氏、加藤壱弥氏にあつく御礼申し上げます。(文責:堀 新)

以下の画像は、①~③は当日の様子、④「島津虎狩絵巻」(『大阪城天守閣紀要』45号より)、⑤⑥「山崎合戦図屏風」(『いくさ場の光景』より)、⑦「武田信玄配陣図屏風」(同前)です。



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