第24回オンライン研究会

2022年9月17日(土)13:00より、第24回オンライン研究会を開催しました。内容は山本洋氏による研究報告(「計量テキスト分析を用いた戦国軍記研究の方法論−「令名の記録」の観点から−」)です。 山本氏の報告は、大量に残された詳細不明の戦国軍記をどのように分類し、その性質を客観的に把握するにはどうしたら良いのかという問題意識のもと、計量テキスト分析の手法を取り入れておられます。文理融合の必要…

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名古屋市博物館の調査。

2022年9月14日(水)、名古屋市博物館で「長篠合戦図屏風」「長久手合戦図屏風」の調査をおこないました。ずっと見たいと思っていた合戦図屏風です。 この「長篠合戦図屏風」は数ある「長篠合戦図屏風」の現存最古のものとされ、近世初期の戦国合戦図屏風としても貴重です。信長本陣で奇妙な格好をした侍の姿がずっと気になっていましたが、先日熟覧した岡田美術館の屏風にも同じような図像があり、その侍が何をしてい…

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岡田美術館の調査

8月29日(月)、箱根の岡田美術館で史料調査をおこないました。 お目当ての屏風を右隻・左隻をいっぺんに出していただいたので、同時に熟覧することができました。個々の図像が何を描いているのかに始まり、この屏風の制作目的、なぜこの戦いの場面を選んだのかなど、大小さまざまな論点が話題になりました。歴史学・文学・美術史学、異なる専門分野からいろいろ意見や感想を述べあいながらの熟覧は、本当に勉強になります…

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